トロントからバンクーバーに来て早2ヵ月。時の流れは日本にいた時よりも早く感じる、、。
今は私立のカレッジでデジタルマーケティングのコースを取りながら、週20時間くらいバイトする生活を送っています。
やっと落ち着いてきたけど、つい最近までは色んなイベント・トラブルが重なりメンタルが限りなくマイナス寄りになっていました。
自分にしてはなかなか珍しい境遇。
食べて寝れば大抵のことはすぐに切り替えられるタイプなので(笑)
でもここ最近は悩み事が多くストレスを抱えながら、慣れないバイトを深夜一時までやって4時間睡眠で学校に行くなど、、。
荒れてましたね、精神的にも肉体的にも。
ここでは題名通り、カナダに来て一番きつかったここ2ヵ月のことを書くので、
「Coop留学ってこんな感じか」とか「ここが大変なのかとか」
今後留学を考えている人とか来ることが決まっている人の参考になればと思います!
(特に留学エージェントがあまり教えてくれないようなことなど書いてます)
留学って一見楽しそうで、外国人の友達と遊んだり観光したり”キラキラ”ってイメージですよね。
でもそれはインスタとかのSNSで見た、目に見えることろだけの”留学”のイメージで氷山の一角って感じです。
自分の場合は特にですが、楽しい出来事があった時はストーリーにあげるけど、苦しんでるところをわざわざインスタにあげたりしないので。
実際は悩んでる時間がけっこう長かったりする(笑)
楽しいこともちゃんとありますよ!
けどここではリアルなCoop留学の生活を文字にして残していこうかなと:)
家探し
留学する多くの人は最初ホームステイで1ヵ月から2ヵ月過ごしながらシェアハウスを探すのが一般的だと思います。
特にカナダは物価が鬼のように高いので留学生がアパートで一人暮らしなんて絶対無理(笑)
おそらくバンクバーだと安くて月20万くらいかな、東京なら余裕で都心のタワマン住めるレベル(笑)
なので留学生はまずシェアハウスを探すんですが、これが思っているよりも難しい。
ちなみにバンクバーのシェアハウス(プライベートルーム、共用キッチン、共用バスルーム)の相場は8万円から9万円くらい。
8万以下だと立地が少し悪いか汚いかって感じですね。
カナダの家探しの手順は
・サイトや掲示板から物件を見つける
・オーナーにメッセージを送って内見の予約をする
・内見
・気に入ったらオーナーにデポジット(1か月分の家賃の半分)を支払う
・引っ越し予定日に入居
と文字にするとシンプル。でもこれが上手くいかないことが多い多い。
人にもよりますが家が見つかるまで早い人で1-2週間、1か月以上かかる人もいます。
上記の通りまずは有名な家探しのサイト(Craigslistやjpcanada)を使うかFacebookのマーケットプレイスから物件情報を得ます。
Craigslist(クレイグスリスト)は全部英語で物件のオーナーもだいたい外国人。
そのため、一緒に住むハウスメイトも外国人になることが多いですね。
掲載例。こんなに写真載せてくれてるのは珍しい(笑)
(実際、僕も英語環境を作りたかったのでCraigslistから家を見つけて、今のオーナーは中国系カナダ人でハウスメイトはフィリピン人の男性です。)
逆にjpcanadaは日本語表記の掲示板でオーナー・ハウスメイト共に日本人の確率が高めです。
安全面を重視したい人におすすめ!
物件を探す時の問題は「女性限定」が多いこと。
偏見ですけど、女性の方が綺麗に家を使ってくれるというイメージや安全面を考慮して女性限定にしているオーナーは多い。
せっかく良い物件を見つけても”Famale only”と書いてあることが多々。
男性にとっては厳しい現実なんです(笑)
それでもサイトから良さげな物件を見つけだして、掲載者のメールアドレスか電話番号からメッセージするのですが、
返信が返ってくる確率が驚くほど低い!!!
おそらく40件くらいはメッセージしたと思いますが、返信が来たのは5件くらいかな。
メッセージはシカトされるのが普通の世界。
ホームステイは出なきゃいけない日が決まっているのでそれまでに家が決まらなければ留学生ホームレスの爆誕です。
その為、暇さえあればサイトを更新してメッセージを送っての繰り返し。
(自分の場合はホームステイが1か月だけだったので本当に必死でした(笑))
そしてやっとの思いで連絡が取れてもオーナーがいい人とは限りません。
移民大国カナダには本当に色んな人がいるので、、、。
例えば自分は、
内見来るなら先にデポジットを送金しろとオーナーから言われたので、まずは家を見てからでデポジットは内見次第と言うと
「お前のような行動の遅い人間は嫌いだ。話は終わりだもう連絡してくるな」
と謎にキレられたこともあります(笑)
日本みたいに親切で丁寧な人ばかりではないので、慣れない頃はストレス溜まりまくりです。
期限内に家を得るために毎日必死にメッセージを送り、無視されながら異常なオーナーと闘ったりしながら探した結果、なんとか幸運なことに今自分はいい物件といいオーナーに恵まれて、問題なく暮らせています。
家探し一つでもカナダでは日本でまるで経験できないような刺激(ストレス)があります(笑)
今後カナダで家探す予定のある人は、とにかくサイトから気になる物件にメッセージを送りまくって、クレイジーなオーナーに当たったとしても
「こいつキモいな。次いこ次」
の精神で乗り切ることをおすすめします(笑)
日本では順調にいくことろが海外では全然うまくいないことはざらなので。
バイト探し
家を探しながらバイトも探していたのですが、こっちは家探しよりもハード(笑)
自分の場合は1ヵ月から1ヵ月半かかって、今はコリアンチキンレストランのサーバー兼キャッシャー的なポジションで働いてます。
カナダでのバイト探しの手順としては、
・レジュメ(履歴書)を作る
・Indeed やjpcanadaで求人を探して応募
・応募した店に直接レジュメを渡しに行く
・マネージャー(日本で言う店長)から連絡が来たら面接
・合格の場合はその場で言われるか数日後に連絡が来る
ざっとこんな感じです。
サイトで募集していない店でも気になったりしたところはレジュメ出しに行ってたりもしました。
また、レジュメは日本の履歴書とは違い、書き方が自由で経験や自分のスキルを重点的にアピールします。
まず何がきついかって家探し同様、応募しても連絡が来ないし数十件とレジュメ配りをしてもなんの効果も感じないこと。
”お祈りメール”すらない(笑)
カナダでは”経験”が重要視されるので、カフェやレストランで働きたいなら日本でそのバイト経験がないと難しかったりするんですよ。
日本みたいな初心者歓迎ってところはあんまないかも、、。
あとは人脈。
おそらくこれがバイト探しで一番重要。誰かの紹介ってかたちなら苦労なくバイトはゲットできます。
バイトならおしゃれなカフェかレストランかなと軽く考えていましたが、経験も人脈もないとなるとけっこう大変でした、、。
自分の場合は日本食レストランは応募せずにローカルの店ばかり応募してたってのも大変だった要因の一つです。
レジュメの内容を改善してみたり、直接レジュメを出しに行く時に「マジで働きたいんです」と懇願しても軽くあしらわれたり。
日本ではしっかりとした仕事に就いていたのに、カナダではバイトの面接すらも受けられないというギャップに、少々、いやだいぶメンタルやられました。
仕事探しって決まらない時間が続くほど、
自分は価値のない人間なのかもしれない。
って自己嫌悪モードになりがちです。
実際、カナダでのバイト探しは運とタイミングが大きく影響してるので、
バイトが決まらない=ダメ人間
って訳では全くないと思ってます。
だからそんなことで悲観的になる必要なんてないって。
頭ではわかっているつもりなのに、不意にネガティブ感情になったり、このままバイトが決まらなかったらどうしようとか考えたり、、。
特にカナダは物価が高いので収入源がないと本当に死活問題。
お金が無くなる一方で恐怖とか不安とかと闘いながら、それでも最大限ポジティブに活動しようと散歩しながらレジュメ配ったり、Meetupにたくさん参加してどうにか人脈を作ろうと試みたりと、とにかく動きました。
家探しでもそうですが、海外生活では上手くいかないことが山ほどあって、そんな時ほど可能性を探りながら動き続ける。
そうしてるうちに少しは強くなれた気がします。
そしてレジュメ配り続けた結果、いくつか面接を受けて採用をもらえました。
その中で今働いているレストランはサーバー兼キャッシャーでの採用だったので英語で接客しながら英語を伸ばせるし、職場に日本人が一人もいない環境だったので決めた感じです。
最初の1ヶ月くらいは何してもなんの音沙汰もなかったのに、その後急に運気が向いたかのように面接の機会が増えたんです。
運やタイミングのような目に見えないものが大きく影響すること、就活とか恋愛とか、って正解がないから悩むし路頭に迷いがちだけど、試行錯誤しながらトライし続ければそのうち自分のタイミング(運気が向くタイミング)が必ず来るものだと信じてます。
そのタイミングを逃さず掴み取る強さを磨くのは何においても重要だと再確認しました。
慣れない飲食での接客業
そんなこんなでバイトが決まりすぐにシフトに入りました。
正直日本で飲食系のバイトで長続きしたことがないし、キャッシャーのPOSシステムも使ったことがないので不安しかありませんでした(笑)
なぜサーバーで雇ってくれたのか。
初日に理由を聞いてみたら、ちょうど一人抜けて募集しようかと思ったタイミングでレジュメを渡されたから面接して雰囲気見て採用決めたとのこと。やっぱタイミング大事。
あとレジュメ見て早稲田大学のことも元勤務先のゲーム会社のことも知っていたからってのもあるらしい。
祝 初出勤:)
誰もが経験あると思うけどバイトは慣れるまでが一番大変。
メニューもPOSも接客も英語。わからないことやトラブル、客からの要望も相手にわかりやすく英語で伝えるのってなかなか難しい。
自分の英語力ってまだまだだなーと日々実感させられる毎日です(笑)
オーダーを聞く時も、話すのが鬼早い客とかインド系訛りの英語は自分からすると本当に聞き取りずらい。
うわ、まじかクセ強い訛りきた。と思いながら「Could you say it again?」とか「Sorry?」とか言いながらわかるまで聞き返してます。
聞き取れなかったり上手く伝えられなくて悔しい思いなんて山ほどしますが、対面での接客、ウーバーとかのオンラインオーダー、電話対応を全部やらなきゃなので凹んでる暇はなかったです。
バイト後に、あの時はこう言えばよかったのかと一人反省会は必ずあるけど(笑)
深夜12時に閉店してそこからクロージングをしますが、慣れない時は深夜1時半までかかって、2時に家に着いてました。
次の日の授業が朝7時半からで早く寝ないとですが、少しでも予習して授業に出たいから次の日の資料でわからない単語だけ調べてから寝てました。
4時間睡眠で頭も身体も疲れ切っていた時期、、。
それでも頑張れたのは、苦労してこそ留学には価値があると信じてるからです。
苦労した経験こそ海外留学で一番の醍醐味で、それを乗り越えたらどれだけ芯の強い人間になれるだろうって考えは常に持ってることがこれまで頑張れた要因かなと思います。
でも今はバイトにも慣れてきてシフトの入れ方も調整して健全に生きてます(笑)
カレッジの授業
今通っている学校ではデジタルマーケティングのコースを取っていますがビジネス全般についても学んでいるって感じです。
2週間で1つの分野を学んでいく感じで最初の週の木曜日にミッドターム(主にプレゼン)で2週間目の木曜にメジャープロジェクト(個人orグループプレゼンと筆記テスト)があります。
ミッドタームのプレゼンはない週もありますが。
先生はずっと同じ人で、ディスカッションしたり先生が生徒に質問しながら進めてくイメージ。
その質問に答えられるようにする為にも予習と復習は大事なんです。
特にビジネス用語は難しいことが多いので。
プレゼンやテストの準備は時間がかかるものもあり、バイトしながらだと時間的に厳しいです。
バイト始めたばっかりだと精神的にも大変、、。
グループディスカッションともなるとチームの人と予定を合わせて進めなきゃなのに、バイトで時間が合わなかったり、そもそも全然協力的じゃない人もいます。
色んな国から色んなバックグラウンドを持った人がいるので、話し合いながら上手くことを進めるのは至難の業。
プレゼン前日で全然まとまってないにも関わらづ連絡が取れなかったり、方向性が違くて意見がぶつかったりと。
正直もう全部ひとりでやりたいって思うくらいグループプレゼンはストレスが溜まります(笑)
まあペアにもよるし、これはこれですごく良い経験になってることはわかってます。
チームで会社を設立してロゴや販売戦略を考えたりとやってることは楽しいし。
ただただ、大変だなって(笑)
留学前って海外の友達と協力しながら順調にプレゼン資料作って発表して”キラキラ~”って感じのイメージかもたけど、現実はもっと悩みながら人間関係に苦労してプレゼン準備してます。
そんな感じで、授業・予習復習・プレゼン準備とテスト勉強・バイトをこなしていくのがCoop留学の前半。後半はインターンが始まるので授業はないです。
それに加えて人脈や友達作りの為にMeetupで様々なイベントに参加してます。
せっかくカナダに来たので世界をもっと広げていかないともったいないので。
これは学校や先生によってやり方は変わるので、あくまで自分の場合!全てのCoop留学生が同じというわけではないです。
その他この時期のやっかいなトラブル
以上のように、この期間は家・バイト探し、慣れないバイト先での苦労、寝不足で授業に行きプレゼンやテストの準備をするってのが一気に重なった期間でした。
それに加えて、トロントから自分の服や靴がたくさん入った荷物を送ったのにバンクーバーへ届かずトロントへ戻ってしまったり(結局手元に届くまで1ヶ月かかりました)、
働くのに必要なビザが全然届かず移民局や代行会社に連絡したり(これもなぜかトロントに送られていてバンクーバーに送るよう手続きしたり)、
銀行口座が勝手に月額がかかる口座に変更されていたので銀行に行ってどうにか元に戻してもらったり(金融に関することは英語で説明するのも聞き取るのも大変)、
洗濯する度になぜか靴下の片方がなくなるし(これはかなり地味)
とにかく大変なことがドッと押し寄せる期間で、普通にバンクーバーのこと嫌いになりそうでした(笑)
あと、家にもバイト先にも日本人がいなかったから日本語で相談できなかったのもきつかったかな。
ただ、トラブルが多いことはたぶん海外生活では当たり前のことで、トロントにいた時が平和すぎたのかもと思ってます。
これから留学に行く人はある程度トラブルが多発することは覚悟しておくと、何か起きても、
まぁこんなもんでしょ海外は。って楽観的なマインドが作れますよ。
以上、ここ2ヶ月で起きた大変だったことを簡単に書いてみました。
人生の中で、なかなか上手くいかないことが続いたり、仕事でもなぜか急にトラブルが重なる時期があったりします。
それが人生ってもので、その中でも悲観的にならずちゃんと自分を信じてあげてれば必ず事態は好転するものだと思います。
歯車が急にガチっとハマってくる感じ。
どんなに辛い時期でも、自分のタイミングが来るまで自分を励ましながら、時には周りの人に頼りながら、運気が向いたときに万全な状態でいれるように自分を保っていきましょう。
後々振り返った時に、その辛かった時期があったからこそ今の自分があるって言える日が来ると思うので。
僕も今でもきついことはあるし今後もたくさん悩んで苦労すると思うけど、乗り越える力を養っていけるように今を必死に生きていこうと思います。