外側から見た日本②【気になる点】

Culture

前の記事でカナダと比較した日本の良いところを並べてみたのですが、反対に「ここは日本の悪いところだな」って思うこともあります。

こっちは良い点に比べるとディープな部分です。(笑)

勝手な個人的な意見として捉えてもらえると幸いです。

移民・難民の受け入れ

日本の移民政策は他の先進国に比べて比較的制約が厳しく、移民に対する受け入れ態度は慎重なものとなっています。

また難民についても受け入れる人数が毎年少なすぎて他の国から批判されるほどです。

個人的に、もっと移民を増やすことで、少子高齢化に伴う働き手の減少を少しでもカバーできるんじゃないかと思います。

カナダには本当に移民が多くて、多くの若い人がカナダに来て働いています。


人口が減り、日本の経済が不安定な時代だからこそ、海外の人たちの力が必要なんじゃないかと。

さらに、日本に留学してお金を稼ごうとしている人に不当な安月給で重労働を科しているという悲惨な現状も耳にします。

コンビニなどで働いている人は日本語が話せるエリートでその他大勢は工場などで不当な扱いを受けていると。

移民大国のカナダで暮らしていると、日本の外からの受け入れ態勢についてもっと改善できないもんかね?と疑問に思ったりする。

多様性

海外からの受け入れに対してネックになるのは、日本の多様性の無さだと思います。

単一民族である日本は内輪でのコミュニティが強いため、外から来るものに対してのあまり寛容ではない傾向があります。

(最近は少しづつ変わってきているようですが!)

自分たちとは違う文化・価値観を持っている人たちに対してもっとオープンな社会であれば移民や難民の受け入れも進みやすいだろうし、日本人ももっと考え方とか視野が広がるんじゃないかと思います。


というのもカナダで暮らしていると「人と同じような生き方をしなきゃ」とか「普通はこう考える」みたいな価値観はないです。

ミックスカルチャーの国なので、まず「”普通”とは?」みたいな感じです。

人それぞれ違うのが当たり前だから、それぞれの生き方がある。

海外からの文化や価値観を受け入れることで、色々な角度から物事を考えられるようになると思うし、自分の中の地図も広がります。


そういった面で、難しい問題ではありますが、日本は少しずつでも多様化していけばいいなと思います。

他人に対する態度

日本(特に東京)ではあんまり他人に関心がないように思います。

知らない人とは関わらないって感じで。

ただカナダに住んでると、バスの中で「その服いいね!」って言われたり、目が合うとニコってしきたり、知らない人に対しても寛容な人が多いです。(全員って訳ではないけど(笑))


特にびっくりしたのが、公共交通機関での振舞い方!

バスに乗る時は運転手に「Hello!」て挨拶して降りる時には「Thanks!」とお礼を言って降車します。

また、お年寄りや体が不自由な人がバスに乗ると、座っている人がすぐに立って席を譲るんですね。

ここの反応速度は日本よりも数倍速いです(笑)

そういうところの他人に対する紳士さはすごいなってカナダに住んでから感じてます。

総じて

海外に住んでみると、やっぱり日本は”世間一般の人たちが考える正解”にこだわりすぎている気がします。

世間一般が考える”正解”よりも、自分の中での”正解”を追求していくことが大切なんじゃないかと思います。

自分自身、新卒で入った会社を辞めて2年間のブランクを作ってまで海外に行くことは世間一般から見ると正解じゃないのかもしれない。

ただ自分の中ではこの選択に後悔はないし、この道を選んだことを正解にしていく為の努力を今後もしていくつもりです。

「人生の中で選んできた道は、全て自分の中で正解だった」って死ぬ間際に思えるような人生を送れるように生きていこうと思うし、同じような考えの人が増えていってほしいなとも思います。

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