バンクーバーは春になると人々の顔が明るくなり、
心なしか犬の尻尾の振り幅も冬と比べて倍以上になっている気がする笑
そんな人間にとっても犬にとってもハッピーな時期にバンクーバーを離れることにしました。
これはネガティブな帰国じゃなくてポジティブな意味での帰国。
むしろよくこんなにも長くカナダにいたなと思うくらい長い滞在期間でしたね。
トロントに半年、バンクーバーに2年、、、
バンクーバーに2年!?!?
いすぎ笑
正直そんなにいるつもりはなかった笑
長ったような、短かったような。
苦しい時間の方が圧倒的に多く、修行のような日々だったけど、
そんな日々を乗り越えたからこそ、達成感に満ち溢れている。
高校3年時の全国大会が終わった後とか、浪人の時の最後の受験が終わった後のような感覚。
やっぱり何か目標を持って頑張っていた時期って振り返ると美しいものだな。
戻りたいとは思わないけどね絶対。笑
そんな合計2年半にも及ぶ海外生活にピリオドを打つ考えに至った理由は大きく2つ、
1、自分の望むキャリア形成は今のカナダでは実現しづらい
2、カナダで達成したいことを全部実現できた
この2つが主な理由。
ビザは8月の半ばまであるし、一番楽しい夏の時期を前に帰国するのは悩みどころではあったけど、
このタイミングしかないって直感的に決断した。
カナダに行く時も“今しかない”って直感に従って飛び出したから、
もう少し論理的な意思決定をしていきたいところ。笑

カナダでのキャリア形成の難しさ
今、カナダで自分の理想的なキャリアを進むことは非常に難しい。
それは移民の急増が原因の一つで人の多さに対して仕事の枠が少な過ぎる。
どれだけ有名な大学を出て優秀な人でも正社員で就職するにはめちゃ時間かかるし、
専門的な経験がある人でも厳しいのが現状。
日本の売り手市場と本当に真逆。
その状況で永住権もなく英語がネイティブではない自分が戦うには相当な覚悟と時間が必要。
20代後半で、同世代の人は日本でゴリゴリ働いてスキルをつけていっている一方で、
自分だけ足踏みしてるわけにはいかない。
自己成長意欲は強いのに、働ける環境を得れるまで何年かかるかわからないって正直怖い。
そんな風に思った。
カナダで働いてた人材会社も興味深かったけど、
今自分が極めたい仕事ではなく、やりたいことは他にある。
それをやるにはカナダより日本での方がキャリアを形成しやすい。
だからここに残るは最善ではないって結論に至った。
どうやら今は自分の人生で一番優先度が高いのがキャリア形成らしい。
20代最後という年齢ってのもあって、やっぱり今はスキルと経験を得ることに全振りしたい。
そう思った時に、帰国すべきだなと決断した。

カナダでの目標を叶えるために
自分がカナダに旅立った時、
本当にやり切ったって思うまでは帰国しないって心に決めていた。
どんなに辛くても目標を達成するまでは日本に入る資格がないって。
そういうところの意志は自分でもびっくりするくらい硬い笑
まぁ20代後半で仕事を辞めて海外行くってそんくらいの覚悟は必要だと思う。
本当に多くのことを犠牲にして捨ててきた分、
得るものがなかったら自分が空っぽになるんじゃないかって怖さもあった。
だからとにかく、
・現地の会社で働く経験
・英語でSNSマーケ系の知識・経験を得る
・英語を話せるようになること(抽象的笑)
まずは大きくこの3つは絶対に達成したいことだった。
だから英語も必死に勉強して、現地の企業で働くために地獄みたいな就活をして、
SNSマーケ系のボランティアをいくつかやった。
そしてカナダでの冒険が始まって2年経った頃、
上の3つを含め細かい目標も自分の中で達成し、
もう自分に帰国を許せるなって気持ちになれた。

ということでカナダでの冒険を終えて、この春に日本に帰国します。
ほんとに感慨深い。
2年半ぶりになる今回の帰国。
とにかく居酒屋に行く。
実家の犬と仲直りする。
サウナの後のいちごミルクを飲む。
この3つが最優先事項ですね。
もう少しやらなきゃいけないことはあるだろって感じだけど笑
そして何より、久しぶりの友達に会ってたくさん話せたらなって感じです。
