コープ留学生の中の大きな課題が就労の期間にオフィスで働くことができるのかってことだと思います。
そもそもコープ留学はカレッジで授業を受けた後に、オフィスで実際に働くことができるからキャリアアップや語学+@の経験が得られるってのが売りですよね。
でも実際はオフィスで留学生を雇ってくれるところなんてほぼ0に近い。
本当に難しいので、バイトしてるとこでそのまま働かせてもらったり、
仕事が見つからずに日本に帰ることになるって話もよく聞くくらい。
そんな中でも奇跡的に2つのオフィスジョブを獲得することができたので、その経緯をシェアしていこうと思います!
2つのうち1つはUnpaid(無給)なのでパートタイムで仕事して、もう一つは有給のフルタイムです。
※フルタイムでの仕事ですが、ビザの関係上、今は事情を説明してパートタイムで入ってます。
ビザを替えるタイミングでフルタイムに切り替わる予定です。
なので2つのオフィスジョブを並行して働きます。
非ネイティブで海外経験がまだ浅い人がどのようにキャリアを築いていくのか。
そんな悩みの一つの解決策になればと思います!!
仕事内容
まずは自分がどんなことをやっているのかを簡単に紹介します。
フルタイムで入る方は人材紹介・コンサルティング会社(?)みたいな感じです(笑)
なんだろ業界で区切るのが難しい。
クライアントの「このポジションのこういう人材が欲しい」っていう要望に合った人材を発掘して、その人にアプローチして、クライアントとその人材をつなげるようなイメージ。
社長がカナダ人でバンクーバーにオフィスがあるんですが、なんと東京にもあるんです。
社員の1-2割は日本人で8割程度は様々な国の出身の人が働いてます。
社内での会話や会議は基本全部英語。英語環境の中に日本人も少しいるといったような感じですね。
そして業務時間は日本の時間に合わせた午後4時から午後12時までが定時(笑)
確かに日本のオフィスがカナダに合わせると午前2時とかになっちゃうから日本に合わせてるのも納得(笑)
でもこのおかげで夕方までは時間あるので、もうひとつ仕事ができる!
そのもう一つの方は学校から紹介を受けた会社で健康食品の販売・輸出等をやっている会社です。
そこではSNSマーケターとしてインスタやその他のアプリでの投稿やその分析をやります。
ここはもう完全に英語環境で、日本人は自分だけですね。
海外でダブルワークなんて正直きつすぎるんじゃないかとも思ったけど、
自分が本当にやりたかったことなので、少しだけ無理してみようかなって感じです(笑)
なのでスケジュール的には午前9時から午後2時くらいまではSNSマーケティングの仕事をして、
夕方から夜まで人材系の会社で働きます。
業界も違うので慣れるまでが大変だけど、まぁたぶんなんとかなる(笑)
てか、なんとかする(笑)
数か月後本当に生きているのかがちょっと心配ですね(笑)
初日記念inトイレ
採用までの流れ
SNSマーケティングの方は学校からの紹介で面接も1回だけだったので、
もう一つのフルタイムの方を中心に書きますね。
まず大まかなフローとしては、人材カナダというサイトで求人を見つけてメールでレジュメを送りました。
その後、担当者からメールが来て面接受けって流れです。
けっこうIndeedから応募するのが主流だけど、人材カナダにもオフィスワークの募集が載ってるので
探してる人はこちらからチェックしてみてください!
でもやっぱり面接を受けるまでもいかない日々が続いてて、indeedでも50社以上はアプライしたと思います。
また、CraigslistやLinkdinからも応募したので
合計80‐90社くらいアプライしたのかな(笑)
それでも返信がきて面接まで行ったのは2‐3社くらい、、。
ほんとに厳しい世界。
その内の1社がその人材系の会社で、計4回に渡る面接の末やっと採用されました。
思ったより長い道のり。日本で新卒の就活をしてる時でも4回なんてあったかな。
日本人もいる会社なので日本語での面接もありました。
こっちでの面接は基本英語だったので日本語での面接が新鮮に感じましたね(笑)
言いたいことなんでも言える!って感覚と共に、
あれ、この表現は日本語でなんて言うのが適切なんだろという瞬間もありました(笑)
面接について
面接で聞かれることは半分くらいは同じだったかな。
半分はよくある質問で半分がユニークな質問といった感じ。
下記がよく受けた質問、合計で10回ほど面接した中でほぼ毎回↓
ここらへんは事前に用意しとくとスムーズに面接を進めることができます。
あとは自主的に動いて成果を残した経験ってのも何回か聞かれましたね。
Take initiativeとかproactiveな行動を重視してるみたいです。
上手く英語で言語化しておくといいです。
ただまぁ面接ってバイトの時とは訳が違って、より深い会話を緊張感を感じながらしなきゃいけないので大変です。
日本語での面接でさえ言葉に詰まったりするのに英語でするなんて、、、
話してる途中に、「あれ、自分今何言ってるんだろ」となり混乱し頭が真っ白になったこともあります(笑)
あと面接官の英語が早すぎて何言ってるかわかんない時も。
2回聞き直してわからない時はもう絶望ですね、、、
「あ、終わった、わかんねぇ」って感じで(笑)
そんなこんなでなんとか面接を乗り越えた身からのアドバイスとしては、
”とにかに伝えようとする姿勢が大事”
発音とか文法はあまり気にしなくていいし、英語がペラペラな人でも割とよく間違えてます。
もちろん適切な文法で話せた方がいいですが、そっちに気を取られすぎないようにってこと。
多少崩れてもいいから自分の言いたいことを自分の言葉で伝えようとする姿勢が大事だと感じました。
これまでの面接ではどっちかというと人柄を見られてる感じがする時が多く、
どいういう人間か・一緒に働きたいかを見ていたと思います。
そうなってくると大事なのは第一印象。
人柄を見る時は第一印象からの情報が強く反映しますよね。日常生活でも。
その時に間違ってもいいから自信を持って話し始めた方が印象はいい。
完璧に話そうとするとロボットみたいになるんだよね。俺だけかな。
だから、もう多少間違ってもとりあえず言いたいことを言い切ろうと。
人と人なので、やっぱり大事なのはコミュニケーションを取る姿勢。
もちろん面接の準備をした上で。
しっかり準備して練習して、その上で自信を持って話す!
さすがにビジネスなのである程度の英語力は必要ですが、それは面接でのアドバイスってよりも日々の積み重ねですね。
準備してたノート。字汚っ(笑)
事前にやっておくべきこと
前述の通り、海外でオフィスでの仕事を得ることは簡単じゃありません。
なので、普通にカレッジ通って、普通に生活しているだけではコープでの仕事探しは上手くいかないと思います。
事前に自ら考えて行動する必要があります。
自分の中でカレッジに入る前から、
ここの仕事探しが一番の山場になることはわかっていて、
この時期までにできるだけ使える武器を持っておこうといった思いで動いていました。
この時期までにどれだけの経験と知識を得て戦いに臨めるか、
をバンクーバーにいる間ずっと考えて暮らしてきました。
色々試した中で、これはやってて良かったなってことと、これは意味なかったかもなってことがあります。
ここでは「これやっててよかったな」「仕事探しに役立ったな」ってことシェアしていきます。
ボランティア
このボランティアは単発系のものではなく、継続して自分のやりたいことに関われるボランティアがいいです。
自分の場合はSNSマーケティング系のボランティアを2つやっていました。
詳しくはこの記事から↓
本当はオフィスで仕事できるボランティアが効果的ですが、募集がほぼないですね、、。
ボランティアをやってよかったことは、
多少ながら知識と経験を得られること。
もちろん本当の仕事としてのSNSマーケティングに比べれば規模は小さいですけど、それも立派な経験です。
そしてマーケティング系会社の面接では、この活動について聞かれることもよくありました。
レジュメにボランティアの経験もがっつり入れてたので(笑)
どっちかというと、日本で言う中途採用的な感じで即戦力が求められる世界なので、
経験が全くないと相手にされない。
経験値0と1には大きな差があるし、「これまで得た知識と経験をより大きな規模で発揮したい」みたいなポジティブなセリフも言えるので。
自分が使ったボランティアのサイトはこちらです↓
色々なボランティアがあってですね、
仕事とは関係ないボランティアもやってみるとおもしろいですよ。
個人的にはバンクーバー国際映画祭のボランティアやればよかったなぁと後悔してます(笑)
発信系
これはブログでもYouTubeでもポットキャストでもいい。
これをやることで自然とGoogleアナリティクスとかGoogleアドとか触れるようになる
ってのと、面接官が興味を持ってくれることが多い!
実際にSNSマーケティング系の仕事の面接でこのブログについていくつか質問受けました。
写真は自分で撮って編集してるのか?とか
何を使って発信してるとかデザインについてとか。
面接官がちゃんと見たわかんないけど、一応英語の記事とか書いといて良かった(笑)
あと、Googleアナリティクス使える?とかも聞かれることがあるので、そん時に使えますって言えることは大きい。
本当はYouTubeとかもやってみようかなぁとは思っていたけど、
「俺のiphoneめちゃザコいやつだし、編集大変だから絶対続かないな」
と言い訳して逃げてます(笑)気が向いたら始めよう(笑)
とにかく、自分の場合は日本での社会人の経験・ボランティアの経験・ブログでの発信の3つの武器を使って面接に挑んでました。
ちなみにこのブログのURLもレジュメにぶち込みました;)
面接の経験を積んでおく
面接まで行くことが少ないので、いざ面接ってなった時にテンパってしまうこともあると思います。
そこでおすすめなのは、完全コミッション系の仕事に応募すること。
面接に進める可能性がグンっと上がります。
仕事内容的には路上で歩いてる人に声をかけて、物を売ったり寄付をしてもらったりと
寒い上に買ってもらえないと給料が0なので、おすすめできませんが、面接はけっこうちゃんとしてます。
どんなこと聞かれるかとか、場慣れにもなります。
その仕事をやるかどうかは別として、面接の練習にはなるはず!
英語での面接はこんな感じかと学べることも多いでしょう。
終わりに
と、オフィスジョブについて、簡単に仕事を得た経緯やアドバイスを書いてみました。
これだけどとけっこう簡単にゲットできたんじゃないかって思われるかもしれないですけど、
正直、ここまで来るのに苦悩・葛藤の日々を過ごしていました。
たくさん失敗したし、何回も落ち込みました。
そのストレスでできたヘルペスはいまだに治りません(笑)
次の記事あたりで、それをどう乗り越えたかとか
どういうマインドセットで挑むべきかとか、
精神的な話をしていこうと思います。
今後コープ留学する人や今留学中の人にとって少しでも役に立てばと思います。
それでは!!