バンクーバーに来てから約一年、
長いようで短い時間の中で
たくさん環境を変えて色んな経験をしてきました。
特に仕事という観点ではコリアンチキン屋から始まり、
ナッツ&ドライフルーツショップ、そして今は2つのオフィスで仕事をしています。
留学中に1年で4つ、いやボランティアを含めると7つか。
多いな、そんなにしてたんだ(笑)
中でも現在の仕事であるSNSマーケティングとリサーチャーでは
”海外で働くとはこういうことか”とか
”日本との違い”について感じることが多いので
その部分について書いていきます。
またサブタイトルにもある”外国語副作用”についても触れていきます。
Contents
慣れるまでに一苦労
日本で働く時も慣れるまでは少し時間がかかるものだけど、
やっぱ言語が違う環境に一人で飛び込むとなるとまぁ大変でしたね。
今もまだ完全に慣れたとは言い難い(笑)
まずは仕事を理解することから。
日本で働いてた会社とは全く違う文化で違う業種なので、
業界についてや仕事の流れを把握することから始めなきゃいけない。
でも新卒採用じゃないので一から丁寧に説明してくれるわけではないんですね。
ましてはそんなに大きい会社じゃないので教育制度とかも充実しているわけではない。
そして前任者は既にいないので聞くこともできない。
SNSマーケに関しては前任者どころか過去に担当してた人がいないので、
経験がない中で0から自分で考えて立ち上げていくところからスタートでした(笑)
まぁでもそんなんで弱音を吐いてる場合じゃないんで、
戸惑いながら失敗を重ねて理解していくといった状況でした。
そんな中でもある程度やることについては説明してくれるし
質問すればちゃんと答えてくれる。
でもそこでぶち当たったのが”外国語副作用”でした。
外国語副作用
まず外国語副作用とは簡単に言うと、
”母国語ほどには習熟していない第二言語を使っている最中に、一時的に生じる思考力の低下”です。
なぜ思考力が低下したように感じるかというと、
言語処理に多くエネルギーを使わなきゃいないからです。
はい、もっと簡単に説明します(笑)
母国語でコミュニケーションをとる時って
相手が何を言ったかは別に集中して聞かなくてもわかるし、聞きながら次に自分の言いたいことを考えられますよね。
言語を理解することは自動的にできて、思考にエネルギーを割くことができるからです。
ただ、まだ完全に習得してない第二言語になると、相手が何を言ってるかを集中して聞いて、
言語を処理(理解)することにエネルギーを割かないといけません。
その分、思考して次に何を言うかの部分まで頭が回らないんです。
頭の中のエネルギーは使える量が限られてて、それをどこに多く当てられるか。
言語処理に多くエネルギーを使うほど、思考力が下がる(ように感じる)
※実際に頭が悪くなっているわけではないです。
なので母国語を話している時と比べて自分の発言力や思考力が落ちている気分になるんです。
会話時の頭の中↓
詳しくは僕の尊敬してる人がYouTubeでそのことについて話しているので見てみて下さい!
外国語副作用 Saki-chan inNY
僕の場合、日常会話においては特に外国語副作用を感じることなく生活はできてると思いますが、
仕事上で使う英語やネイティブほど早い英語を使っての会話はまだやっぱり慣れてない。
特有の言い回しとかあったりするしね。
上司の指示などは聞き取るのが精一杯で、
聞きながら自分で考えた質問や発言がスムーズにできない。
わからない単語が連続して出てきた瞬間に思考停止に陥る。
みたいな、、。(笑)
仕事への理解や経験がない中で、言語を聞き取ることに多くのエネルギーを使っていたので、
瞬時にちゃんとした思考が働かず、
上司の求めることと全然違うことをしてしまったこともありました。
正直最初は「やばい、これ本当にやっていけるのか自分」
って感じでだいぶ落ち込んでましたね。
でも楽観的な自分も同時に存在してて、
「まぁ、そのうち慣れんだろ、知らんけど」
とも思ってもいました(笑)
自分のそういう性格には留学中だいぶ助けられてる。
でもその通りで、だんだんと仕事に慣れてくると同時に
ビジネス上での会話も慣れてくる。
これは言語的に慣れたというよりも、
仕事の背景を理解してきたから、相手の言ってることが理解しやすくなったって感じなんですかね。
外国語副作用を感じた時の克服方法はやはり”慣れ”です。
言語そして環境に慣れること。
あとは練習。
シャドーイングは以前から続けてきたし、
最近はスクリプト法っていう簡単に言うと”音読”を仕事後にやって、
睡眠時間を削ってでも練習してました。
悔しい思いはたくさんしてきて、
それは一朝一夕に解決できるものではない。
その解決方法は、
日々正しい努力を継続することだけ
ってのは28年の人生経験を通してわかってる。
そして今ちゃんとその効果は出てる。(と思う笑)
まぁそれでもまだまだ英語力の未熟さは日々感じてます。
同僚から受け取ったメール見て、
「こいつ何言ってんだ、文法的にも単語の使い方もぐちゃぐちゃじゃねーか」
と思って調べてみると、ちゃんとそういう言い回しの表現方法があって、
「なんだ俺が知らなかっただけか」
ということはよくあります(笑)
即戦力&結果主義
日本の新卒採用のようなポテンシャル採用ではなく
即戦力として扱われるし、結果主義的な考え方は海外の会社特有ですね。
まぁ海外で働く醍醐味と言っていい。
結果さえ残してれば割と自由。
働き方や勤務態度への言及は日本の会社より少なくて
目に見える結果がものを言う世界で、
いくら勤勉に頑張っても結果を残さないと簡単にクビになる。
だから海外の人はたくさん転職して自分が真に活躍できるフィールドを探すんですかね。
人には向き不向きがあって、その人にとって適切な場所というのが必ず存在する。
Unfair Advantageを活かすということ。
詳しくはシャドーイング材料にしてるこのYouTubeを見てね。
watch this if you feel like a failure- Ruri Ohama
とにかく結果主義の中では、
毎日仕事に行くというか戦いに行ってる心境(笑)
脳も心もほんと疲れる。
けどそういう環境で生きていくのも意外と悪くない。
学生時代サッカーを本気でやってた経験が活きてるのか。
まぁでもずっとは無理だな。もたない(笑)
ひと段落したら思いっ切りバケーション取ろう。
相談相手
これも海外で働いている特有の悩みというか、
難しいところではあるんだけど、
仕事での悩みなどを共有できる相手が見つかりにくいということ。
日本では会社の同期がいたり仲良い先輩であったり、
大学や地元の友達は同じような環境で働いてる人が多いから
仕事の相談や悩みを話してストレス発散することが容易。
カナダでは日本人で同期なんていないし、
同じ境遇にいる人とは出会いづらいですね。
愚痴や悩みがある時も自分の中で消化する。
まぁ自分でその道を選んだからそんなことは言ってられないってこともわかってます。
孤独には割と慣れてて、戦い方も知ってる。
そんなんに負けるようでは今すぐに日本帰った方がいい(笑)
あと今は別に完全に孤独って訳じゃない。
ほんとに幸運なことにバンクーバーには
カレッジやその他の活動で出会った良い友達がたくさんいて、
飲みにも遊びにも行ける。
この時代はネットで簡単に日本の友達と繋がれる。
ちゃんと応援してくれる人もいるし、
自分よりも過酷な状況で頑張ってる人もたくさんいる。
海外で働くと確かに孤独は感じやすくて
寂しかったり辛い思いもするけど
自分の行動・考え方ひとつで乗り越えられるし、
その分強くなれる。
モチベーション
今の生活は朝7時に家を出て深夜の12時半ごろ帰宅。
5時間睡眠で休みは週に1日。
モチベーションを保つのが難しい時もありますが、
そんな時に意識するのが”自分以外の人”。
よく、「他人のことは考えずに自分のことだけに集中せよ!」
みたいな言葉聞くけど、
それはそう。
他人からの悪口とか批判とか他人の目とか
そういうのは気にせず無視しとけばいいと思う。
でもなんだろ、僕が言いたいのその部分じゃなくて、
他人に及ぼす影響について意識する
といったところかな。
よく考えるのが、仮に将来結婚して家族を持った時、
自分の大切な人たちを守るには、
肉体的な強さよりも、精神的な強さ、
そして知恵と経験が絶対必要になると思ってます。
何かトラブルや危機にあった時に知恵と経験は最大の武器となり盾にもなる。
そして図太く揺るがない精神的な強さは安心感と信頼感をもたらす。
そういう人間になれるように、大切な人をちゃんと守れるように、
強くなる。耐える。
それが”今”を生き抜くモチベーションに繋がってます。
(仮に結婚出来れば、ね、、うん、、(笑))
自分の為だけに頑張るって気張るのはちょっとしんどいんでね。
あと、自分の闘志は周りに伝染する。
一生懸命なにかに打ち込んでいる人の姿ってのは
自然と周りに伝染して、
この人がこんなに頑張ってるから自分も頑張ろうってなる。
家帰って早く寝たいけど、次の日のご飯の準備とか英語の練習とかやって、
時間なくて夜ごはんが納豆ご飯だけの日々が続いても、
インスタとかから「いい刺激になる」とか「頑張ろうって思える」
ってメッセージもらうと、
”自分が頑張ってることは人に良い影響を与えることができるんだ”
って嬉しい気持ちになります。
必死に努力してる姿は周りに伝染して
回りまわって自分に返ってくる。
周りに良い影響を与えられるのであれば、もっと頑張れるなって思えます。
僕の言いたかった、他人を意識するってそういうことです。
終わり
書ききれない部分もあったのでそれは次書こうかな、
覚えてたら(適当(笑))
最後に海外で働くにおいて欠かせないのは、
甘いものです。(笑)
クレープは特に最強。
味は”Strawberry カスタード&ホイップクリーム”
実はバンクーバーでも一つだけクレープ食べれる場所があって、
毎週一人で行ってる。(笑)
甘いものは正義‼
それでは!